シンポジウム

先端的分光法による水の構造とダイナミクスの最前線(日本語:10月26日(月))

概要

東京理科大学との共催で「先端的分光法による水の構造とダイナミクスの最前線」に関するシンポジウムを開催します。水は私たちの周りに普遍的に存在する、いわばありふれた分子です。水は生体組織を満たし、必要な物質を細胞まで輸送する等、生命活動にとって必要不可決であることは言うまでもありません。また水は環境に応じて様々な形態(気体、液体、氷等)を取り、分子・分子集合体(クラスター)、多くの物質や機能性材料表面において、その構造、特性および機能発現に本質な役割を果たしています。このような場は理論や計算機シミュレーションによるアプローチにとってもチャレンジングな研究対象となります。本シンポジウムでは様々な環境下に置かれた水の構造とその挙動に焦点を当て、先端的分光法を駆使した高感度・高分解能計測やシミュレーションを通じて、この不可思議な分子の持つ魅力の源を解き明かしていきたいと考えます。招待講演のほかに、一般講演(日本語による口頭発表)を募集いたします。

 

招待講演者

キャビティリングダウン分光法による水の微量計測
阿部 恒(産総研 物質計測標準研究部門)
 
地球環境中の水
笠井 康子(情報通信研究機構 テラヘルツ研究センター)
 
宇宙に存在する水 ~アモルファス氷の構造と機能~ 
深澤 倫子(明治大学 理工学部)
 
テラヘルツ波照射による水溶液中のアミロイド線維の構造制御
川﨑 平康(東京理科大学 赤外自由電子レーザー研究センター)
 
近赤外分光法、イメージングを用いた水分析-胚発生に伴う水構造の変化-
石垣 美歌(島根大学 戦略的研究推進センター)
 
周波数変調原子間力顕微鏡によるSiO2表面のナノ水滴のその場観察
荒木 優希(立命館大学 理工学部物理学科)
 
テラヘルツ分光法によるソフトマター・生体分子の水和状態計測から分かった水和と構造形成の相関
菱田 真史(筑波大学 数理物質系 化学域)
 
酸化物材料表面の振動分光計測:親水/疎水境界にある吸着水の自発的構造化
浦島 周平(東京理科大学 理学部第一部)