日本分光学会レーザー部会・理研合同シンポジウム

冷たい原子・分子の分光学とその応用

 

 原子や分子を冷やして熱的揺籃のない環境にすると高温では統計平均の陰に隠されて見えなかった量子現象や量子効果が顕著に現れることがわかってきた。レーザー冷却による原子のボーズ・アインシュタイン凝縮の実現はその典型であり、基礎物理学の分野に大きなインパクトを与えた。しかしながら、熱的揺籃を取り去られた状態の原子・分子はむしろ情報や化学の応用分野でその真価を発揮すると期待されている。例を挙げるとそれらは「超高分解能分光計測」や「量子情報処理」であり、また「量子凝縮相における化学反応」である。そして、これらの研究において実験手段の中心的な役割を担っているのものが、レーザー分光技術である。本シンポジウムでは物理・化学・情報等の最先端研究で活躍する研究者に、今後の展開を見据えた話題を紹介していただくと共に、原子と分子の研究者が境界にとらわれない討論を進める。

日時 平成16年1月15日(木) 10:00−17:30
会場 理化学研究所 レーザー研究棟 大河内記念ホール
(351-0198 埼玉県和光市広沢2-1 TEL : 048-462-1111)
会場へのアクセス
東武東上線和光市駅より徒歩15分 (http://www.riken.go.jp)
協賛 日本物理学会
参加費 会員3000円 非会員4000円 学生1000円
参加費にはテキスト代が含まれ、協賛学会員は会員扱いになります。
参加費は当日会場にて申し受けます。

プログラム 

10:00-10:05 はじめに
金森英人(東工大理)
10:05-10:50 レーザー冷却と原子干渉
清水富士夫(電通大レーザー)
10:50-11:35 BECの実現と原子レーザー
久我隆弘(東大総)
11:35-12:20 気相低温ヘリウム中の分子
藪崎努(京大理)
13:30-14:15 冷却分子の理論的展望
上田正仁(東工大理)
14:15-15:00 冷却原子の光会合
高橋義朗(京大理)
15:00-15:45 冷却分子の化学反応
百瀬孝昌(京大理)
16:00-16:45 新たな光周波数標準の可能性:光格子時計
香取秀俊(東大工)
16:45-17:30 光-原子間における量子情報のやり取り
上妻幹旺(東工大理)

 

問い合わせ先 152-8551 東京都目黒区大岡山2-12-1
東京工業大学大学院理工学研究科物性物理学専攻 金森英人(日本分光学会企画委員)
e-mail:kanamori@phys.titech.ac.jp
Tel 03-5734-2615 Fax 03-5734-2751
申し込み方法 テキストが不足する場合がありますので、事前の申し込みをお勧めします。
E-mailで件名を「日本分光学会レーザー部会・理研合同シンポジウム」とし、(1)申込者の氏名、(2)勤務先名称、(3)所在地、(4)電話番号、(5)FAX番号、(6)E-mail、(7)所属学協会名称を記載してメールアドレス:bunko-staf@mbm.nifty.com に申し込む。
FAXの場合には、日本分光学会事務局FAX03-3253-2740まで。