平成15年度 日本分光学会装置部会・理化学研究所合同シンポジウム

「テラヘルツ電磁波を用いた分光計測技術」

 

 関西支部では隔年に「最近の分光学の進歩に関する講演会」を開いており,今回で21回目になります.本年度は「環境と文化を守る分光学,関西より発信」というテーマで支部の特徴を活かした講演会を計画しましたので,皆様方多数のご来聴をお待ちしております.

主  題 赤外とミリ波との間に位置する「未開拓電磁波」であった「テラヘルツ電磁波」には,その領域における分光のみならず,多岐にわたる応用への期待から,多くの関心が寄せられています.また,近年の技術の急速な進歩は,その地位を「発展途上電磁波」に引き上げると同時に,新たなフェーズへの研究展開がなされようとしています.本シンポジウムでは,この分野の最前線でご活躍されている研究者の方々に,テラヘルツ電磁波の発生・検出技術から,その分光計測等への応用について,最新の成果を織り交ぜて,分かりやすく講演をしていたたくとともに,活発な討論を通して,参加者の理解を深めてゆきたいと考えています.
日  時 2003年11月12日(水)
会  場 理化学研究所 レーザー研究棟 大河内記念ホール
(〒351-0198埼玉県和光市広沢2-1)
協  賛 日本化学会,日本物理学会,応用物理学会(すべて予定)
参加費 会員3000円 非会員4000円 学生1000円
参加費には要旨集代が含まれ,協賛学会員は会員扱いとなります.

プログラム 

10:00-10:05 開会の辞
(理研)西澤 潔
10:05-10:45 広帯域波長可変テラヘルツ光源を用いた分光イメージング
(理研)川瀬晃道
10:45-11:25 単一THz/GHz光子検出とイメージング計測への応用に向けて
(東京大)小宮山 進
11:25-13:30 昼休み
13:30-14:10 強相関電子系材料におけるテラヘルツ波物性探索
(大阪大)斗内政吉
14:10-14:50 テラヘルツ電磁波の分子科学への応用
(神戸大)富永圭介
14:50-15:10 休憩
15:10-15:50 テラヘルツ電磁波パルスを用いた塗装膜モニタリング
(大阪大)安井武史
15:50-16:10 レーザーテラヘルツ放射顕微鏡による IC 断線評価
(理研)山下将嗣
16:10-16:15 閉会の辞
(理研)岡本隆之

 

問い合わせ先 〒351-0198埼玉県和光市広沢2-1
理化学研究所 化学反応動力学研究室
西澤 潔
E-mail:nisizawa@postman.riken.go.jp
TEL:048-467-1434 FAX:048-467-1403